奈良県生駒市の心理カウンセリング「にじいと心理相談室」です。
あなたは自己肯定感、高いほう?低いほう?そもそも、自己肯定感って何?
今回は、自己肯定感について、考えてみたのでご紹介いたします。
1.ありのままの自分を大切に思える
自己肯定感とは、『ありのままの自分を受けいれ、大切に思うことができる(尊重する)感覚』と私は考えます。
自己肯定感の捉え方は、関連機関や心理職など、定義や使い方が異なる場合があります。例えば、文科省は、教育の場で目指す子どもの自己肯定感について、次のように定義を示しています。
「自己肯定感とは、自分の能力や才能を認め、自分の学びに興味を持つ状態」
先にご紹介した私の考える定義に重ねてみると、・ありのままの自分=自分の能力や才能
・受けいれ=認め
・大切に思うことができる=自分の学びに興味をもてる
子どもたちが自分を認めながら、学びに興味をもちながら成長していくことを、目指されている定義なのかなと感じます。
自己肯定感、改めてお伝えすると、私の言い方では、「嫌いな自分もいるかもしれへんけど、それもひっくるめて、そんな自分もええやんって思えること」といった感じでしょうか。
2.自己肯定感が低いとは
前述の裏返しで、「今の自分はあかん、嫌い」と思ってしまいがちな状態が、自己肯定感が低い状態だと考えます。こんな言葉を心の中で思ったり、ぼやいているかもしれません。
「こんな自分は、誰からも必要とされない気がする」
「失敗ばっかりで、どうせ僕はダメな奴なんです」
「このままでは、いつか見捨てられるかもしれない」
このような言葉からは、捉え方や受けとめ方に特徴が見えるかもしれません。
・今だけでなく、まだわからない未来までひっくるめ否定しやすい、絶望感を感じやすい
・ダメなところ(ネガティブ)ばかり見てしまいやすい
・他者から肯定、承認してもらいたがる(他者に依存しやすい)
・他者を責めやすい、攻撃的で怒りっぽい(他責に気づきにくい)
自己肯定感が低すぎると、他者とのコミュニケーションに問題が生じたり、集中力や意欲が低下し仕事や勉強などに支障が出るなど、日常生活の問題から精神疾患につながるおそれもあります。
3.自己肯定感を高める方法
では、自分を少しでも好きになる、それもいいんだと認めてあげるようになるために、やってみるとよいものをご紹介させていただきます。
1)ありのままの自分を確認しよう
今の自分ってどんなふうに見えていますか?
・自分の嫌いなところ/好きなところ、
・ダメに思えるところ/いいやん(まだマシ)と思えるところ、など
自分について感じることを書き出しながら、悪い面だけでなく、良い面へも意識を向けてみましょう。ひとりではなかなか思い浮かばない方は、ご家族や友人など第三者にも尋ねてみましょう。これまでの思い出やエピソードをふり返ることで、過去にあった良い面も見つけられます。
2)ネガティブな自分へエールを送ろう
大事な友人や仲間、大切な人に自分を置き換えて、励ましのメッセージを考えてみてください。
・失敗もあったけど、頑張ったこともあるよ
・ひとりで抱えて苦しかったよね
・ここまでよくやったよ、など
ダメにばかり思う中には、できていることや頑張れたもの、素敵な自分は隠れています。自分を誰かに置き換えて言葉をかけることは、自分を客観的に見る視点の切り替えになりますよ。ネガティブな言葉が浮かんだあとに、「でも、~なことはよくやった」など、「でも」「だけど」「が」など逆接の接続詞を入れてみてください。ネガティブの逆接、ポジティブを想像する練習もおススメです。
3)ポジティブをもらおう
身近な人からポジティブ(肯定)を直接もらうことはとても効果的です。家族、友人、同僚など、他者から肯定されると、くすぐったいかもしれませんが、笑顔は出やすくなりますよ。私自身も、昔、子どもから「ママは、よう頑張ったほうやと思うで」と、ご褒美にアメをくれたことがあり、泣くほど嬉しくて、また頑張ろうと思えた経験もあります。もらう際のポイントは、
・欲しいを伝えること(私のいいとこひとつ言ってほしい、など)
・もらったら遠慮せず受け取ること
自分を褒めてとお願いするなんて、おこがましい気がするかもしれませんが、親しい間柄だからこそ、今の苦しみを伝えることや、ポジティブをもらうことが大切です。
また、自己肯定が低い時は、謙虚で遠慮しやすいことがあります。「いやいや、そんなことないです」と、社交的に返してしまうのはもったいない。「ありがとう」ってまずはしっかりもらった肯定を受けとめてあげましょう。
4)習慣に取り入れる
上記のようなことを習慣化できると、上がった肯定感を保ちやすくなります。日記をつける、家族とポジティブ交換をしあうなど、遊び感覚で素敵なルールを自分に取り入れていきましょう。
ちなみに、私は子育て中、”お風呂では今日のハッピーワン(一番良かったこと)をお互いに伝え合う”ということを子どもたちとしていました。そのことを保育園の連絡帳にも書くと、先生からも「素敵ですね」とポジティブな言葉を頂け、日々の子育ての活力になりました。
まとめ
自己肯定感、ありのままの自分を大切に思えることって、難しそうに思われがちですが、小さな「いいやん(Good)」を積み重ねることで、誰にでも肯定感を高めることは必ずできます。また、その積み重ねは、きっと皆さんの周りの人にも、ポジティブをおすそ分けしていくことにつながります。
ひとりでは難しい、周囲にポジティブをもらえる人が見当たらないときは、カウセンリングでポジティブを受取りにお越しください。他にも自己肯定感を上げる方法(ポジティブワードを探すなど)、一緒に探していきましょう。
にじいと心理相談室では、各メニューより、心に関わる様々なご相談を承っております。おひとりで抱えてしまいやすいとき(自己肯定感が低い状態)は、ご活用ください。
