奈良県生駒市の職場メンタルサポート・心理カウンセリングにじいと心理相談室です。
入社や退職、異動、昇進昇格など、職場環境が変わると、特定の相手や環境の雰囲気になじめないといったご相談をいただくことがあります。今回は職場のコミュニケーションについて、どんな関わり方が良いかご一緒に考えてみたいと思います。
円滑な職場コミュニケーションに向けて
仕事を進めるために、教えてもらう、教えてあげる、役割を分担するなど、周囲との協力が必要な職場は多いのではないでしょうか。円滑なコミュニケーションはお互いに理解することがとても大切です。一緒に働きやすいと思ってもらう、思えるために、意識と接し方の行動を確認してみましょう。
1.どうしてなじめないのか?
周囲(職場)の要因
・職場風土における当たり前(常識)意識の違い
・指導体制や方法がわかりづらい、個人任せ
・相談しづらい雰囲気
業界の常識など職場における当たり前の風土は、新しく入った人にはわかりづらいことがあります。専門用語(略語)や職場の理念・意識を言葉にして直接伝えてもらう、教えてもらうことで、共有しやすくなります。また「先にやる」「あとで構わない」など、人によって言うことが異なると指導を受ける側は混乱したり、質問をしても「自分で考えてやればいい」ばかりだと余計に時間がかかったり、ミスを起こしてしまうこともあります。多忙でピリピリした雰囲気の職場では、なかなか声をかけづらく、仕事にも影響すると孤立化を招くおそれがあります。
自身の要因
・人と関わることへの苦手意識、消極的な姿勢
・雰囲気ややり方などスタイルが自分と異なることへの不満、他責になりがち
・物事をネガティブに捉えることが多い
もともと人と関わることが億劫だったり苦手意識が強い人は、表情や声のトーンなど姿勢から、相手に声をかけづらくしているかもしれません。また、やり方など自分との違いに過敏に反応してしまうと、諦めや反発的な気もちが起こりやすくなります。ネガティブ思考になりがちな人は、結果を引きずりすぎてしまったり、不透明なことにも悪い印象を決めつけてしまうことで、周囲に距離を感じやすくなります。
2.コミュニケーションの工夫
周囲(職場)の工夫
・指導の初めは細やかに配慮する
作業説明だけでなく、その仕事が職場や顧客にどう影響するのか、どんな考え方が求められているのかなど丁寧な説明や、不明点や不安はないか指導側から確認してあげることで、円滑な指導コミュニケーションが築けます。
・時には雑談タイム
多忙な時こそ、5分でもブレイクタイムを設けることで、頭も心もリフレッシュしやすくなり、お互いに労う言葉をかけやすくなります。また、日頃からお互いについて仕事以外の話題も親近感を高めるために有効です。移動中や休憩時間に趣味の話題、家族の話題など簡単なトピックスを話し合ってみましょう。
自身の工夫
・挨拶や話しやすいことから関わっていく
何を話せばいいかわからないときは、挨拶から始めましょう。挨拶ができれば次は話しやすい話題を自分から伝えてみましょう。その日の天気、今日見たニュースなど個人的な内容でなくてもいいので、ひとつ話題を話す意識を心がけると、相手が話題を広げてくれるかもしれません。
・ネガティブを書き換える
その日に感じたネガティブなことがあれば、書き出してみましょう。そのことが、どうなればもう少しポジティブに受けとめられるか逆接を使って文章を考える練習をすることで、ポジティブな意識へ変換するクセをつけられます。
例)電話で言い間違い、注意された。でも、謝罪すると許してもらえ次回から確認して伝えることを学べた。(ミスを良い学びの経験として活かす)
他にも、以下の工夫も参考にしてみてください。
まとめ
職場には多様な人たちがいます。年齢や国籍、障がいの有無、考え方や感じ方が自分とは違う人たちに苦手意識や不満を感じることは、自然な心の動きです。その心を、少しでも軽く、ポジティブにするためには、周囲(職場)も自分自身も要因を考え、お互いに理解しながら工夫を行うことが大切です。特に、自分側の要因(捉え方のクセ・傾向)は自分で工夫することができます。
仕事への想い、やり方、周囲に関わる姿勢など、見直し工夫してみることは、周囲にも変わってもらう機会につながりますので、この記事を参考にしていただけると嬉しいです。
